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Apr.16 Sixal
朝起きると、パウロからパウロの彼女(当時遠距離恋愛中)のパーティーで着るようなオレンジ色のワンピースを渡され、化粧をするように促された。準備ができると、「ついてきて。」と言い、私は先を急ぐパウロの後を追いかけた。
電車に乗り港へ。水上バス乗り場へ着く。
「乗って、僕はここまで。向こうにアレックスいるから、楽しんできて。」
言われるまま船に乗った。何があるんだろう?
30分ほど乗っただろうか、パウロが言ったように対岸にはスーツを着たアレックスが待っていた。
港から車に乗る。着いた先は教会で、結婚式が始まろうとしていた。
結婚式はアレックスの友人のものとのこと。教会の中へ入り空いている席に着くとすぐに新郎が入場してきた。新郎側の席には参列者がいるが、新婦側は誰もいないことを不思議に思った。10分が経っても新婦側の席は空いたままで式は始まらない。
「ポルトガルではだいたいこうだよ。新婦がすごく遅れてくるんだ。」
と教えてくれた。どのくらい経っただろうか、新婦側の席が埋まり始めた。そして新婦入場。式が始まった。
式が終わるとまた車に乗って移動が始まった。着いたのは郊外と思われる緑が豊かな邸宅風レストラン。広い庭には立食パーティーの準備がなされている。
「ミナ、誕生日おめでとう。これが誕生日のサプライズだよ。この結婚式ならきっと全てと言っても過言じゃないポルトガル料理が食べられると思ったんだ。」
とアレックスがサプライズの種明かしをしてくれた。昨夜、今日がわたしの誕生日だと知って友人に頼んでくれたそうだ。
アレックスに促され、あれもこれもとお皿にとってポルトガル料理を堪能する。たぶん全種類食べたであろう。お腹はいっぱいだ。
新郎新婦の周りに人が集まっている。2人を囲んでの撮影会が始まったようだ。幸せそうな2人。楽しそうな列席者。映画のワンシーンのよう。
レストランの中へどうぞとアナウンスがあり、アレックスにエスコートされて中に入るとテーブルに案内された。そこにはわたしのネームプレートがある。ここからが披露宴本番だった。さっきのはウェルカムドリンク&フードだったようだ。
新郎新婦の友人たちのスピーチや余興とともにコース料理が運ばれてくる。確かに、これは全てのポルトガル料理を制覇できるはずだ。
ダンスタイムがあり、さらにはデザートビュッフェがあり、さらにまたフィンガーフードとともに談話タイムがあり、宴は夜中まで続いた。